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◆農薬とトレーサビリティ
最近トレーサビリティという言葉を聞きますが、2010年までにはわれわれの作っている野菜ばかりでなく食肉などの生産履歴が全部わかるようにしようというものです。そこで今月はそれを取り上げてみました。
生産履歴を書き込み、閲覧できるシステムが安全性を高める 私たちの暮らしと農薬[トレーサビリティ]
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農水省 トレーサビリティ関係HP http://www.maff.go.jp/trace/top.htm |
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近頃よく耳にする「トレーサビリティ」とはどのようなことをするのですか。 Aトレーサビリティ(Traceability)は、もともとは技術用語で「追跡可能性」と訳されます。食のトレーサビリティという場合は、「生産履歴の遡及・確認性」を意味し、その農作物をどこの産地で、誰が、どのようにして生産したかを、消費者が遡って追跡し確認できることをいいます。また反対に生産者が消費者に向けて追跡できる双方向性も重要とされています。 トレーサビリティとは具体的にどのようなことをするのですか。 Aトレーサビリティ(Traceability)は、もともとは技術用語で「追跡可能性」と訳されます。食のトレーサビリティという場合は、「生産履歴の遡及・確認性」を意味し、その農作物をどこの産地で、誰が、どのようにして生産したかを、消費者が遡って追跡し確認できることをいいます。また、反対に生産者が消費者に向けて追跡できる双方向性も重要とされています。 トレーサビリティに注目が集まったのは、2000年夏の雪印乳業食中毒事件や2001年のBSE感染牛の問題からです。トレーサビリティには、(1)それぞれの農産物の流通、生産過程を遡って、使われた原材料や資材を特定する仕組み(2)使われた原材料や資材が安全性に問題がないものであることを証明する仕組みが必要になります。そして、生産履歴がきちんと管理され、その情報の消費者が自由にアクセスできることが重要です。政府も新しいe-Japan戦略の素案で、「2010年までにあらゆる食品のトレーサビリティを実現する」という目標を掲げています。 すでに、牛肉では、大手スーパーが当日販売する牛肉のパック一つ一つに識別番号を記載しており、番号をそのスーパーのホームページ上で入力すると、BSE検査合格証や、生産地や与えた飼料などの情報が得られる仕組みを作っています。このような動きは食肉加工会社や食品会社にも広がり、牛肉のほかベビーフードやマヨネーズ、野菜、牛乳などで一部導入され、店頭の端末で生産履歴を知ることができるスーパーもあります。また、生産者と卸、小売り業者が提携し、バーコードやIDタグ、ICカードを使い、インターネットや携帯電話を利用し、生産履歴、さらには流通、加工経路の検索を可能にするシステムの実証試験がおこなわれています。大規模産地では農協独自でシステム作りを進めるところも出ています。 トレーサビリティにも対応したソフト http://www.sorimachi.co.jp/products_nougyou/index.shtml 農業日誌V6プラス 定価63,000円 DOS版のころから使ってきた農業日誌がバージョンアップしました。
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